強烈な印象を残す夢が正夢となる可能性が高い
予知夢のメカニズムを考察したり、その成り立ちを考えたりすること自体が、予知夢を見やすくなるための秘訣。現代人よ、夢に対して、もっと謙虚であれ!!
夢をキャッチする脳は現実と非現実を区別しない
これまでいろいろな正夢のエピソードを紹介してきた。そして、その正夢を単なるまぐれや偶然といった言葉で片付けず、そこには何らかの予知夢を可能にするメカニズムも働いているのではないかと仮定したうえで、そうした仮説を挙げてきたりもした。
予知夢とは、夢で見た内容が数日内に現実のものとなる夢。そのことから、現実に夢のとおりのことが起こった後に、はじめてそれが予知夢であったことが判明したりもする。「これは予知夢だろうから、数日内にこういうことが起こる」と予言めいたことを言う人もいるが、たいていは後から予知夢と気づくことのほうが多いのだ。
しかし、もしも見た夢がすぐにも予知夢と分かるようになれば、それこそ大変な応用価値があることがわかる。ただ、予知夢であることが事前に分かったとしても、未来は不確実な形でしか見えてこないだろう。なぜなら普通の夢の中の映像やストーリーと同じで、未来の映像も曖昧模糊としたイメージでしか我々の脳には伝わらないからである。
しかし、未来の映像が欣喜雀躍したくなるほどの喜びを伴う場合、その感覚や感情の余韻だけは、目覚めた後にも強く残っていることが多いだろう。感覚や感情が強いほど、強烈な印象を残すことになり、脳が、夢の余韻に浸っているわけである。脳は現実と非現実とを区別しないのである。
そこで、この強烈な印象を残す夢、つまり目覚めた後も感情と感覚に余韻を残している夢というものを、正夢となる可能性の高い、「予知夢」の第一候補として考えてみたわけである。
予知夢とは、夢を利用した一種の「時空投射」
前回、予知夢のメカニズムについても考えてきた。それは未来からの、いわば自己通信の可能性もあると述べた。今回もそれについて述べてみよう。
未来の自分自身からの感情や思考が、ちょうどラジオの電波のような感じで、現在の(寝ているときの)自分の「脳」というアンテナにキャッチされるという考えだ。つまり予知夢で見る夢の内容は、実際に未来でその出来事を体験している自分自身の感情や感覚が、過去へと飛び火したものであるということだ。
感情や感覚も波、そして思考も電波のような波と考えると、そうした感情波、思考波は常に空間を伝播していることになる。それがラジオやテレビの中の共振回路と同じように、同じ自分自身と共振したことで、未来の自分の感情や感覚と共鳴できる、というわけだ。
ラジオなどの電波は空間のみを飛び交うが、もしも思考波が量子のようなものだとすると、それは単に空間にとどまらず、時空を越えて伝わることも考えられよう。過去から未来へという時間の移動があっても、同一人物であることには変わらない。要するに同一人物は同一周波数ともいえるので、これが未来から過去へと同調することも考えられるのだ。
予知夢とは、夢を利用した一種の「時空投射」とも言えるのかもしれない。
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